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November 14, 2007

日本人の心が絶滅危惧に(産経抄11月14日)

高1の息子も知っている神様、仏様、稲尾様

【産経抄】11月14日
全文は
http://sankei.jp.msn.com/sports/baseball/071114/bbl0711140239000-n1.htm
 今では信じられないことだが、きのう未明に急逝した鉄腕・稲尾和久氏は、高校時代は無名の選手で、「バッティング投手」として西鉄に入団した。口の悪い先輩からは「手動式練習機」と言われながらキャンプで黙々と主力打者相手に練習球を投げ続けるうちに周囲の見る目が変わった。

 ▼「こいつはやれます」と先輩の豊田泰光氏らが、名将・三原脩監督に進言し、ほどなく主戦投手に引き上げられた。けんかっ早く、酒好き女性好きのくせ者が多かったという野武士集団は、風通しの良い組織でもあった。

 ▼それからの稲尾伝説は、くどくどと書く必要もあるまい。昭和33年の日本シリーズでは、7試合のうち6試合に登板し、「神様、仏様、稲尾様」とあがめられた。昭和36年には1シーズン42勝という大記録を打ち立てる。エースでも1週間に1度程度しかマウンドに立たない今の生ぬるいプロ野球ではとても考えられない。

 ▼何よりも偉かったのは、酷使によって選手生命が短くなったにもかかわらず、恨み言一つ言わなかったことだ。西鉄の黄金時代をともに築いた中西太氏によると、「いい体に生んでくれた親に感謝したい」とよく口にしていたという。

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キーワード:いい体に生んでくれた親に感謝したい

●日本人の心が絶滅危惧に

子は親の鏡、最近の出来事で、大人になった子どもの心のままの今の子供達の日記を書いていた。

戦後は、私の世代も家の手伝いを当たり前のようにやっていた。そうしなければ、家族が生きていけない時代だから、家族の中で子供ができことを少しずつ分担していったのだ。

稲尾少年はお父さんと漁に出て櫓をこいで、強靭な肩ができたという。それが日本シリーズの4連戦、4勝に結びついたのである。何も無かった時代の、どこにでも見られた家族の姿だ。等身大の稲尾にヒーローを観ていたのだ。

今は、子供に家の手伝いはさせていない。母親が毎日子供の成長を願ってトスバッティングに付き合う、家にゴルフ練習場を作って小さいうちからトレーニングを続け天才少年を育成している。ちょっと考えさせられる、家族のかたちが子供を中心に大きく変容しているなと。

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